

本日は女性にとって最も大事なジュエリーの一つ「婚約指輪(エンゲージリング)」について語りたい。
質問者:恋人から婚約指輪を貰いました。 おおよその値段を知りたいです
まず指輪の値段であるがノーブランドの宝飾品なのか、それともティファニーやカルティエ等々の有名処のハイブランドの宝飾品によって金額が大幅に変わる事を知ってもらいたい。仮に同じ地金で同じ天然ダイヤモンドを用いても金額は一桁変わることがある。
今回の質問者様の婚約指輪の内訳は地金がPt900、ダイヤモンドのカラットは0.380である。

それは後でお伝えするがダイヤモンドの価値基準によるものがあるからである。 婚約指輪の場合、ダイヤモンドの品質次第で金額が分かるものです。
というのも婚約指輪は、一般論であるがダイヤモンドの指輪を贈るのことが通例とされており、結婚指輪と違い価額が高くなる傾向がある。
相場は給料の1か月分から3か月分の範囲内だと思える。 当然、給料の額は人によって異なるので平均価額は金額幅で35万円から40万円前後といえる。
婚約指輪(エンゲージリング)の価額帯を知りたいなら、まずその指輪の鑑定書の内容を見れば、大体の価額がわかる。

鑑定書の付属しない婚約指輪は、真っ当な宝飾店で購入したジュエリーではないことを理解した方が良い。宝飾店ならば、必ずダイヤモンドの鑑定書を付属した値段を提示するものだからである。
鑑定書の内容のなかでダイヤモンドの4C表記が重要
ダイヤモンドの価値基準の表記とはダイヤモンド査定のおけるカラー(Color )、カット(Cut)、クラリティ(Clarity)、カラット(Carat)の評価の事であり、共通するアルファベットのCの頭文字をとって4Cと呼ばれている。
私どもジュエラーが必ずダイヤモンドの値決めをする判定基準が、ダイヤモンドの4C表記である。ジュエラーが鑑定書で確認している箇所は、この4Cの基準である。

これはラウンドブリリアントカットの場合のみ適用される。
FLが最も価値が高い評価であり、Iクラスが低い評価となる。
基準値は1.0ct=0.2g
0.2ctの場合、1ct(ガイ)300,000円だとすれば、
0.2は1.0の5分の1のことであり以下の計算となる。
300000÷5=60000
よって0.2ctの卸単価は60,000円となる。
婚約指輪の定義の勘違い
婚約指輪は、結婚指輪と違い結婚の約束(婚約)を証として男性が女性に贈る指輪である。 プロポーズの際に、サプライズで女性に贈られるべき指輪だと勘違いしている男女がいらしゃることは嘆かわしい。
なぜなら婚約指輪はプロポーズの際に贈らなくても実はよい。

婚約指輪は男性からのプロポーズを女性が受け入れた後、二人で相談して宝飾店で購入することも良い性質のジュエリーなのである。
こちらの方が、値段も共有でき、女性側が好むデザインで婚約指輪を身に着けることができるというメリットがある。

女性にとっては婚約指輪は一生に一度、愛する人から贈られるジュエリーであり、意味深い指輪でもある。
贈る側、また贈られる側も、事故なく大切なジュエリーの思い出として取り扱ってほしいものだ。

