本日はアンティークジュエリーの質問というよりは西洋骨董品に関する質問だ。西洋骨董品の中でも最高位に位置し資産価値を有する動産といえばアンティークジュエリーの分野だ。西洋アンティークにご興味のある読者にとっては、西洋骨董品の価値の再確認という意味合いでも、今回の質問内容は一読の価値があるのかもしれない。
今回の質問者はアンティークジュエリー購入にあたり、「マリコ銀座」「ソレイユ」「リガード」の記事を熟読したうえで、最終的にどのアンティークジュエリーショップでアンティークジュエリーを購入しようか、切実に悩んでいる方からの質問だ。
確かにアンティークジュエリーに関する知識がないと、どのショップでアンティークジュエリーを購入すればよいか正直に申し上げて大いに迷うことだろう。
アンティークジュエリーを取り扱う業者を古宝石商(或いは古物宝石商)と呼ぶのだが、私たち宝石商と同業者といえば決してそうではない。
まずはこの記事を読まれる読者は、「アンティークジュエリーのマリコ」を一読したうえで、本記事「西洋アンティークのヴィオレッタ」を読んでもらいたい。
というのもアンティークジュエリーが如何なるものかを理解できるからだ。
今回はそのうえでアンティークジュエリーのヴィオレッタは信用できるかどうかを検証していこうと思う。
以下がアンティークジュエリーのヴィオレッタの歴史だ。
アンティークジュエリーのヴィオレッタは1999年にオーナーの母「青山薫(あおやますみれ)」により横浜市の青葉台に創業され、現代に至る。名称のヴィオレッタは創業者のすみれの英訳だ。
2015年から現在のオーナーに代替わりし、母娘二代にわたるアンティークジュエリーショップであり、店舗運営は有限会社ヴィオレッタだ。
会社の所在地は横浜市青葉区青葉台、併せて個人事業主でないため商品購入後のアフターケアも万全といえる。
といえども令和の現在まで続いているということから、リガード同様にファンによって店舗の経営は支えられると推測すればヴィオレッタが取り扱っているアンティークジュエリーは「確かな品質」であるといえる。
何よりも二代目オーナーである青山櫻(あおやまさくら)氏は大変有名な方だ。青山氏は宝飾研究家、宝石鑑定士、西洋アンティーク研究家、文筆家、臨床心理士でもある。
NHKカルチャー青山教室・横浜教室「『ダウントン・アビー』に見るアンティークジュエリー」講座、二子玉川高島屋カルチャー・日本橋三越カルチャー「英国王室のジュエリー」講座、世界文化社カルチャーサロン「セブンアカデミー」、日本ジュエリーアカデミーなどの講師を歴任する。
著書「レディのたしなみ Jewelry Lesson」(清流出版)を出版していることからジュエリーに関する知識は申し分ない。
オーストリア・ハプスブルグ家の末裔との出会い、ハイクレア城にてカナーボン伯爵夫妻主催のチャリティーパーティーに出席するなど人脈は華やかなものがある。
主な情報発信源はSNS、とりわけfacebookを中心にしており、女性らしくこまめに発信を続けている。ヴィオレッタのファンとの交流を大事にされているようだ。
顧客を大事にするから顧客に愛される、店舗として当たり前の姿勢がヴィオレッタにはある。
ちなみにヴィオレッタはアンティークジュエリー専門店ではない。
ウィーンの舞踏会やイギリスの貴族文化を学ぶ海外研修をはじめ、マナーをはじめとするカルチャー講座とともに西洋アンティークの取り扱いが主なようだ。
つまり西洋骨董品や西洋古宝石といった品物だけでなく、それを使用した文化の継承を主としていることがヴィオレッタという店舗の最大の強みといえる。
Webサイトでの販売品目は多岐にわたるが、アンティークジュエリーに的をしぼるのであれば平均単価は10万円から100万円までの価格帯が多く、至って良心的な価格帯ではなかろうかと思う。
リガートとは違い、販売価格がきちんと明確にされている分だけ一般消費者及びアンティークジュエリーの初心者としては安心ではないかと思う。
一歩踏み出す勇気がないならば、facebookで友だち申請をして仲良くなってから、青葉台本店に足を運び、二代目オーナーの青山櫻氏と交流を重ねたうえで、商品を購入するのも一つの手である。
彼女なら喜んで、読者諸君をお店に迎えてくれるだけでなく、幅広いアンティーク文化仲間を紹介してくれることだろう。
商品や品物を売って終わりではなく、「アンティーク文化の伝承」を使命とするアンティーク商、それがヴィオレッタの本質だ。
以上のことからアンティークジュエリーのヴィオレッタは信用できるショップかどうかといえば、顧客との絆を最重視する経営視点からいえば、間違いなく「アンティークジュエリーのヴィオレッタ」は信用出来るショップと思う。
アンティークジュエリーの「マリコ銀座」「ソレイユ」「アンティーク岩崎」「リガード」と順番にご紹介してきたが、アンティークジュエリーに関しては現代宝石学とは違った視点での博学がどうしても必要になる。
読者諸君が価値あるアンティークジュエリーを購入できるようにするため、イケゾエガレ&ロミオは喜んで読者諸君の御用達ジュエラーとして貢献させて頂きたく思う。
私たちイケゾエガレ&ロミオにご相談頂ければ適正価格をお伝えするので、是非とも王の名を冠する宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。
アンティークジュエリーのヴィオレッタは信用できますか?