今回の質問者は、将来の年金等に不安がある個人投資家からの質問だ。
銀地金は値動きが少ない安定資産であることは前記事で伝えたと思うが、なぜ「銀地金が安定資産であるか」という疑問を良い機会でもあるので読者諸君のために論じたい。
それでは時間もないことから質問に答えていこう。
日経平均株価が4万円を超えたあたりから、私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)に対してこのような質問が多くなったのは事実だ。
銀地金が安定資産の理由、それは銀相場のチャートをみれば一目瞭然である。
例えば2004年時の銀相場の平均は1gあたり25円前後だったが、2024年でいえば1g140円前後だ。
約20年間で銀相場及び銀地金は約5.60倍に商品価格が上昇したわけだ。
例えば2004年時に300万円分の銀地金を現物購入していた場合、評価金額は1,680万円になっていたというわけだ。
投資でいえば560%のリターンということになる。
投資素人が「金の高騰」に目が行きがちだが、本物の投資家は銀のリターンのうまみを知っている。
要約すれば「金地金は短期投資」に相応しいが、「銀地金は長期投資」に相応しいというわけだ。
銀相場でリターンを得たいのであれば長期投資スタイルでいけばよい。
これは日本政府が推進している長期投資による投資「NISA」と同じ考え方だ。
毎月「現物の銀棒(銀地金)」を積み立てていくことにより、読者諸君は気がつけば大きな資産を築いているわけだ。
要するに証券に長期投資するか、地金(先物商品)に長期投資するかの差である。
私たちイケゾに言わせれば、「積み立てが難しい場合は自動車を一括買いする気持ちで300万円分の銀地金を購入し、1年ごとに値上がり等を確認すればよい」ということだ。
確実に銀相場の上昇トレンドが確認できるのであれば、下落トレンドに突入するまで「300万円分の銀地金」を所有し、下落トレンドに入れば躊躇なく売却すればよい。
それが長期投資の銀相場(銀地金)でリターンを得る方法である。
以上が今回の質問「将来のために長期投資を考えていますが地金銀は適当ですか?」の私たちの答えである。
将来のために長期投資を考えていますが銀地金は適当ですか?