本日は、海外の高級オークションで取引されるほど根強い人気のあるアンティークジュエリーに関する質問だ。アンティークジュエリーに憧憬を抱く読者諸君にとっては、今回の記事が一読の価値があると思う。
今回の質問者はアンティークジュエリー購入にあたり東京のビギナーズの方からの質問だ。
宝石商としての立場から「信用出来るアンティークジュエリーショップを教えてほしい」とのことだが、確かに宝石商と古美術商(宝石専門)は、取扱品目から共通する部分はあるかと思うので良い機会なので答えていきたいと思う。
まず立ち位置の違いだが、宝石商は宝石学を主体として学び、古美術商(宝石専門)は宝石史(宝石の歴史)を主体として学ぶ。従って彼らが重きを置くのは宝石の価値ではなく、「宝石の歴史的価値」であることを理解してほしい。
古宝石商(通称:アンティークジュエラー)が自身の幅広い人脈を通じて買い付ける作品は、基本的に100年前のものが主体であることから当然のように宝石史に自然と詳しくなるだけでなく、作者や同時期の歴史的背景などが評価の対象となる。
私たち現代に生きる宝石商とは違う価値観をもっているのが古宝石商だ。宝石業界の格言に「宝石商は現在に生き、古宝石商は過去に生きる」といわれる所以がそこにある。
さて前振りが長くなって大変申し訳なかったが、ここから本題に入るとする。
東京都中央区銀座にショップをかまえるアンティークジュエリーの『マリコ銀座』のオーナー兼創業者は米倉万里子氏という女性だ。
米倉万里子氏が取り扱っているアンティークジュエリーを調べたところ、アールデコやアールヌーボー、それから制作から100年以下のヴィンテージジュエリーが主体のようだ。
取り扱い価格帯は5万円単位から100万円単位と幅広いが良心的な価格ではなかろうかと思う。歴史的価値を最重視するアンティークジュエリーとしては妥当な販売価格であろう。
確かにアンティークジュエリーのマリコ銀座のホームページは簡易なつくりではあるが、アンティークショップとして銀座に店舗をかまえ、常時1000点以上のアンティークジュエリーを取り揃えておりいる。
代表者である米倉万里子氏は、22年間の経験があるGIA宝石鑑定士なので、アンティークジュエリーに使用されている宝石の真贋判断は問題ない。
情報発信源としてのtwitter、instagram、facebook、pinterestなどのSNSもそこそこ使いこなしていることからICT(情報通信技術)にもそれなりに詳しいかと思うので、気になるのであれば直接問い合わしてみるのも一考かと思う。
またアンティークジュエリーの知識はどうかといえば、サイト内に「時代別ジュエリーとアンティーク辞典」という項目があり、アンティークジュエリー発祥時期といえるジョージアン時期、ビクトリアン時期、エドワード時期、アールヌーボー時期、アールデコ時期など時期によって事細かく取りまとめていることから、アンティークジュエリーのショップ経営者に必要とされる宝石史の知識はまったく申し分ないと思える。
以上のことからアンティークジュエリーのマリコ銀座は信用できるショップかどうかといえば宝石商の知識の範疇からいえば、間違いなく「アンティークジュエリーのマリコ銀座」は信用出来るショップだと思うので安心してもらいたい。
アンティークジュエリーに関しては、現代宝石学及び宝石商とは違った角度での知識「宝石史」がどうしても必要になるので他店でのアンティークジュエリー購入にあたり、迷われた方は私たちイケゾエガレ&ロミオにご相談頂ければ価額幅を含めた適正価格帯をお伝えするので、是非とも王の名を冠する宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。
アンティークジュエリーのマリコ銀座は信用できますか?