今回の質問者は、ジュエリーデザイナー見習いからの質問だ。
それでは時間もないことから早速答えていきたい。
ご存じのとおりブルガリはギリシャの銀細工職人であった創業者ソティリオ・ブルガリの意志を貫き、ブルガリのデザイン全体的にギリシャ的な要素がある。
代表的なデザインが「ブルガリブルガリ」シリーズである。
真ん中のオニキスを取り巻くように「BVLGARI」の文字が取り巻いているお馴染みのデザインである。
2000年代「ブルガリブルガリ」のデザインがヒットし、ラグジュエリーブランド「BVLGARI(ブルガリ)」は知名度ともに業績も大きく向上させるわけだが、それほど現在のブルガリにとって「ブルガリブルガリ」は象徴的なデザインともいえる。
その象徴なデザインをピアスに落とし込んだのが「ブルガリブルガリ」のピアスだ。
エッジが効いたデザインピアスであることは誰もが認めるところである。
また「ブルガリブルガリ」と同様に世界を圧巻したデザインが「ビーゼロワン」デザインである。
ブルガリのピアスといえば、主に「ブルガリブルガリ」「ビーゼロワン」の二大デザインを指すといってもよく、どちらが良いかと決めかねると言わざるえない。
それほどデザイン的に完成されたピアスであるということだ。
ちなみに「ビーゼロワン」のピアスは天然ダイヤモンドK18PG使用であれば70万円以上はする。
「ブルガリブルガリ」のピアスは天然オニキスの代わりの製品、真ん中が天然ダイヤモンド(2P)K18WG使用であれば40万円以上はする。
世界的なラグジュエリーブランドということも考慮すれば、価格的には妥当だと思う。
これが「高い」もしくは「高すぎる」というのであれば、読者諸君はジュエリーの本質を分かっていないだけだと思う。
ジュエリーの本質を分かっていない方は、一番最初から私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)のブログを読み、欧米におけるジュエリーの立ち位置、ジュエリーの存在意義を学び直してもらいたい。
これが私たちイケゾの答えである。
ちなみにイケゾのピアスはブルガリとは多少の赴きが違うけれども、天然石やデザインを重視したピアスである。
ジュエリーブランドでありながらも「1点モノ」という珍しい作家ブランド(デザイナーズ作品)でもあることから、興味がある方はメールにて対応をしているので安心してもらいたい。
以上が今回の質問「ブルガリのピアスのデザインはどう思いますか?」の私たちの答えである。
ブルガリのピアスのデザインはどう思いますか?