今回の質問者は、リアル店舗の宝石店を経営されているシングルマザーからの質問だ。
彼女の真意は不明だが、ちょうど良い機会なので私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)の「ジュエリーブランドの考え方」を論じようと思うので、読者諸君には是非ともお付き合い頂きたい。
一般的にジュエリーブランドといえば、知名度の高いブランドが「ジュエリーブランド」だと思われがちだが、じつのところそうではない。
知名度の高低でブランドの優劣を推し量るのではなく、「登録商標」かどうかが大事となる。
「商標(ブランド)」が公的機関に登録されていたならば、それは登録商標であり、列記としたジュエリーブランドである。
登録されていなければブランドではないのかといえば一概にはいえない。
商標を所有している企業の「商標権利(第三者の乱用防止)」を守るために公的機関に登録するのが「登録商標」だからだ。
商標と登録商標の差はそれだけである。
世に広く流通させる意図があるならば、やはり「登録商標=ブランド」という方程式は必須であると私たちは考える。
そのうえで「イケゾエガレ&ロミオはジュエリーブランドですか?」と問われたならば、私たちイケゾは列記としたジュエリーブランドである。
ブルガリ、カルティエ、ティファニーなどの世界的なジュエリーブランドと比べれば、単純に「知名度」が低いだけにすぎない。
仮に商標権の売買が可能であるならば、日本国内の小さなジュエリーブランドにもいえることもかしれないが、正直なところ「イケゾエガレ&ロミオ」の商標はそれほど高くはないのかもしれない。
この商標の価値を高めていくのがブランディング活動であり、企業努力が問われるのだとイケゾでは考えている。
また企業努力以外に問われるのがジュエリーブランドとしての歴史、そして「ブランドストーリー」である。
私たちイケゾのブランドストーリーを読んで頂ければ、少なからずも読者諸君のジュエリーブランド「イケゾエガレ&ロミオ」の価値判断及び基準になるかではないかと思う。
なぜなら「ブランドとは創立デザイナーの生き方、すなわち人生観と美意識が製品価値に担保される」からだ。
ちなみにイケゾのジュエリー作品は世に一般的に流通している既製品ジュエリーというよりも、一点モノジュエリーを主体として取り扱っていることから興味がある方はメールを頂ければ幸いだ。
これが今回の質問「イケゾエガレ&ロミオはジュエリーブランドですか?」の私たちの答えである。
イケゾエガレ&ロミオはジュエリーブランドですか?