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黒蝶真珠ネックレスとタヒチ真珠

本日は、黒蝶真珠とタヒチ真珠の誤解について質問が寄せられているので、懇切丁寧に回答してまいりたく思う。

本日の質問

黒蝶真珠とタヒチ真珠の違いを教えて下さい

前回の記事「アコヤ真珠と花珠真珠の見分け方」について質問されてきた女性の方だ。

確かに真珠鑑別書、正確には鑑別機関によっては「黒蝶真珠」「タヒチ真珠」と記載されており、これも消費者を混乱させるコマーシャルネームといえる。

ちなみにコマーシャルネームとは「宝石の宣伝用名称」であって、養殖の黒蝶真珠の現代宝石学における学識名称は「黒蝶真珠(養殖)」である。

真珠業界では専門用語の略称として「黒」「白」と色で呼ぶ場合もある。察しのとおり「黒」は黒蝶真珠を指し、「白」は白蝶真珠を指す。

ちなみに黒蝶真珠は「黒蝶貝(和名)」から生産されることからその名称がついたわけだが、インド洋や太平洋の赤道付近に分布し、主にタヒチ産が多いことから俗称として黒蝶真珠はタヒチ真珠と呼ばれる。

アコヤ真珠同様に黒蝶真珠(タヒチ真珠)の量産養殖に成功したのも沖縄に拠点をかまえる琉球真珠による功績だ。

ちなみにこの琉球真珠は黒蝶真珠だけでなく、白蝶真珠の量産養殖にも成功して事業化している。

つまりアコヤ真珠、黒蝶真珠、白蝶真珠(いわゆる世界三大真珠)の養殖真珠は「すべて日本生まれ」であり、日本の優れた養殖技術の上で成り立っているわけだ。

結果的にわが国が「真珠王国」と呼ばれる所以がここにある。

話を元にもどすが黒蝶真珠の英名は「Black-lip Pearl(ブラックリップパール)」だ。最高級の品質名称は鑑別機関によって異なるが、当然のように「花珠」名称が冠されている。

例えばブラックリップ花珠であるとか、黒蝶真珠(花珠)といった名称だ。

「花珠」称号が誕生した経緯、指輪(リング)とネックレスの花珠品質に関しても「アコヤ真珠と花珠真珠の見分け方」を読んでもらえれば分かることなので、この記事を読まれていない方は是非とも読んでほしいところだ。

以上が黒蝶真珠とタヒチ真珠の違いにおけるイケゾエガレ&ロミオの答えである。

ここからは別件の質問ではあるが、黒蝶真珠を身に着ける場所についても質問があったので併せて答えていきたい。

基本的に黒蝶真珠を身に着けるのは冠婚葬祭、とりわけ「葬儀の時ですか?」という質問が多いが、葬儀や喪に伏しているときに黒蝶真珠を身に着ける理由は至ってシンプルだ。

黒蝶真珠のネックレスや指輪(リング)を身に着ける理由は、「貴方の悲しみを共有しています」「私はとても悲しい」をまわりに表明するためだが、一方でファッションとして身に着ける場合は、一粒大の黒蝶真珠のジュエリー・アクセサリーであればとくに問題はない。

私たちイケゾエガレ&ロミオとしては、ファッションとして身に着けるのであれば黒の宝石のネガティブさをクールに仕上げるため、ペンダント、リング、イヤーカフ、イヤリング、ピアスをおススメしている。

簡単に言えば黒の宝石、漆黒の宝石「黒蝶真珠」を違和感なく身に着けるのは個々のファッションセンスに委ねられるということだ。

イケゾエガレ&ロミオはアコヤ真珠の「花珠真珠」を得意とするが、当然のように「ブラックリップ花珠」「黒蝶真珠(花珠)」も得意とする。

最高品質のブラックリップ花珠のジュエリーが欲しい方、或いは花珠品位の黒蝶真珠の裸石(ルース)を求められている方は、入荷及び制作発表等はメルマガでの告知のみになるので、是非とも王の名を冠する宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。