今回の質問者は、婚約者と相談してブルガリの結婚指輪を購入予定だが、意外にも高価であったため、その価値を推し量るうえで私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)に質問をされてきたわけだ。
一般論でいえば結婚指輪は一生に一回の購入するものである(そうでない人もいるのはもちろん承知である)。
食料品や消耗品(日販品)と違い、結婚指輪にリピーターというものは存在しない。
一生に一度の買い物だから結婚指輪は高価なのかといえばそうではない。
そもそも貴金属相場が大きく上昇していることや昨今の為替相場もふくめ、結婚指輪の制作費が大きく上昇している。
ダイヤモンドや地金が数年前と比べて数倍ほど上がっていることから、当然のように販売価格も上昇しているわけだ。
製造コストが20万円であれば、販売店によって販売価格は40万円であったり、店舗によっては60万円であったりとする。
例えば家電のように原価20万円に対して、利益1万円上乗せの21万円での販売というのはあまりみかけない。
むしろ安く購入するということは、自分たちを安く見積もっていることであり、ある意味においては結婚後の自分たちの人生を安買いしていることに通じるので、私たちイケゾは適正金額での購入をおススメしている。
だからこそ読者諸君は「安ければ安いほど良い」という考え方を結婚指輪にもってはいけない。
どんなものにも適正価格というものが存在するからだ。
自分たちの結婚後の生活、人生を安く買い叩くなどは言語道断であると思ってほしい。
話が脱線したものの、早速だが本題に入ろうかと思う。
ブルガリの結婚指輪が高価なのは、先ほど論じたように製造コストの上昇とブランド価値、この二つによるものだ。
ルイ・ヴィトンを主力とする「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(通称:LVMH)」に属するブルガリは、文字どおり世界で知名度が高い「ラグジュアリーブランド」であり、世界的ジュエラーでもある。
LVMHに属する経緯等は、今回の質問とは趣旨が異なるので省略するものの、その知名度はルイ・ヴィトンと同等と思ってよい。
それほどブルガリのブランド価値はLVMHにおいても特別なものだ。
ブルガリのジュエリーの品質(クオリティ)に関しては、価格に見合った最高級のジュエリーであることはもちろんのこと、セカンダリーマーケット(二次流通市場)においても、ブランド価値の関係から値段相応の価値がある。
要約すれば、ブルガリが高価な理由は結婚指輪としてのジュエリーとブランドの価値観、双方の関係から高価というわけだ。
ちなみにイケゾのジュエリー作品にはブルガリとは多少の赴きが違うけれども、ラボグロウンダイヤモンドを豪華に使用している結婚指輪もある。少しでも興味がある方はメールを頂ければ幸いだ。
以上が今回の質問「ブルガリの結婚指輪を購入予定ですが、ブルガリが高価な理由は結婚指輪の価値によるものですか? それともブランド価値によるものですか?」の私たちの答えである。
ブルガリの結婚指輪を購入予定ですが、ブルガリが高価な理由は結婚指輪の価値によるものですか? それともブランド価値によるものですか?