よく読者の皆様から「作家モノのアクセサリーがほしい」「イケゾエガレ&ロミオのシルバーアクセサリーを購入したい」という有難いお声を頂戴する。
最初は丁重にお断りをしていたが、日増しに声が大きくなるのでここに入手方法と手順を記載する。
実は私たちは直接、顧客に銀ジュエリーを販売はしていない。それゆえ一般に私たちのシルバー製品が流通することはない。私たちのジュエリー作品(アクセサリー作品)は卸先の宝石店等の第三者経由で購入できるが、店名を公表することは取引上の関係から公言は差し控える。何よりも取引先等に迷惑がかかるのもよろしくない。
「世界で一つだけのシルバーアクセサリー・銀ジュエリー」が私たちのクリエイティブポリシーでもある。
中立的に評価するならば、確かに「イケゾエガレ&ロミオ」のシルバーアクセサリーは列記としたブランドであると思う。制作基準として長くご愛用して頂ける工芸的要素の作品であることを重要視しているからだ。
また、私たちの作品は既存の作家作品と比べても安いと思う。通常、作家モノ作品は15万円前後するのだが、多くの方に愛用して頂きたいため「イケゾエガレ&ロミオ」の作品はそこまで高価ではない。
できるだけ20代、30代、40代、50代の幅広い年齢層に受け入れられるブランドジュエリーを目指しているからこそ、企業努力により、制作コストを下げ、安い値段でご提供できるようにしているからだ。
なぜならイケゾエガレ&ロミオは製造卸(Manufacturing Wholesaler)であるため、その強みを最大限に生かし、少数ロット生産を軸にしているからだ。
製造卸の場合、いわゆる利益率は『5%』である。たった5%でも大量生産するため、いわゆる『利益』が生み出せるわけだが、私たち「イケゾエガレ&ロミオ」はこの方法を採用することはない。
設備投資や人件費等を考えるならば、上記の方法は大規模な工房でしか利益をだすことが難しいからだ。なによりも大量に作品を世の中に流通させるための流通網が必要となり、これは旧時代の売り方であると私たちは考えている。
確かに大量販売はブランドの知名度を一気に上げるかもしれないが、販売戦略に失敗した場合ブランド価値を大きく損ねる諸刃の剣でもある。それゆえにイケゾエガレ&ロミオは、作品を求める人の数だけ、必要な量しか制作しないことをモットーとしている。つまり『販売のための在庫を極力持たない』という考え方のもとアトリエを経営している。
これが今の時代にあった考え方かどうかはともかく、いわゆる私たちはロハス的な考え方を主流とする経営戦略を執るアトリエカンパニーなのだ。
従って旧時代の方法でイケゾエガレ&ロミオ作品を仮に制作すれば小規模単位での一作品ずつを担当職人(クラフトマン)に委託するため、当然のように制作コストは跳ね上がり、一作品15万円前後となる。
この従来のジュエリー業界の在り方を変えたのが、私たちのファストファッション式のアトリエカンパニー「イケゾエガレ&ロミオ」だ。
具体的には、毎月一つのデザイン作品しか制作せず、それを顧客やファンの方に振り分けていくというやり方だ。つまり顧客やファンに対してのみ作品を販売する予約販売スタイルといえる。
私たちの銀ジュエリー作品を毎月1作品(奇数月はイケゾエロミオデザイン/偶数月はイケゾエガレデザイン)を制作し、限定的に顧客やファンに振り分けていく。
顧客やファンが作品を選ぶというのではなく、デザインは私たちに一任するうえでイケゾエガレ&ロミオの会員になって頂き、その月会費に対して作品(非売品)を提供する販売形式をとっている。もちろん作品のデザインは会員には月に一回メルマガでご紹介させて頂いている。
このWinWinの関係こそ、私たち「イケゾエガレ&ロミオ」のブランド価値でもある。またこの作品提供方法は「予め受注予約を頂戴している」ことが条件となるため、顧客との信用と強い絆がなければ成り立つことはない。
読者のなかに有難いことに「イケゾエガレ&ロミオ」のアートジュエリー(もしくはシルバーアクセサリー)を入手したいと思って下さっている方がいれば、是非ともイケゾエガレ&ロミオ公式メディアのメルマガ登録(無料)されることをおススメする。
というのも私たちの作品の受注予約に関してはメルマガのなかのみで募っているからだ。しかし現在はアトリエの運営方針を変更し、この王の名を冠する宝飾家からも購入できるようになっているので、安心して頂きたい。
文:イケゾエガレ 編集:琳派編集部
20代女です。イケゾエガレ&ロミオ氏から直接作品を購入したいです