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ショーメのビーマイラブとリアン

質問者:ショーメのビーマイラブとリアン、どちらが価値があると思いますか?

今回の質問者は、クリスマスギフトにショーメの「ビーマイラブ」「リアン」どちらかを婚約者に贈ろうかと思っている男性からの質問だ。

質問者がクリスマスのサプライズとして贈りたいので相談に乗ってほしいとのことだが、確かに女性はジュエリーには情熱的なものがある。

一方で男性はこういったジュエリーは無頓着で高ければ何でもよいと持っている紳士もいる。

あながち高品質の価値のあるジュエリーに関しては間違ってはいないが、ただお金を積めばよいというわけではない。

ジュエリーは価値にお金を出す場合とブランドネームにお金を出す場合と二通りの方法がある。

ショーメというブランドは、男性諸君はあまりご存じでない方もおられるかもしれないが基本的にラグジュアリーのレディースジュエリーブランドであり、ヴァンクリーフ&アーペル同様にパリ五大宝飾店と称されるグランサンクの一角を成す。

あまり知られていないが、パリは約500年前から「宝石職人の聖地」で知られ、そのなかで天才宝飾家マリ・N・ニトは、マリー・アントワネットの御用達宝石商であったジョゼフ・オベールのもとで修業を積み、ショーメの前身となるメゾンを1780年パリに開く。

その後、フランス帝国初代皇帝となったナポレオン一世の戴冠式の剣と教皇ピウス7世の宝冠の注文制作後、その実績と類のない才能を買われ、フランス皇室の御用達宝石商並びに皇后ジョゼフィーヌの御用達宝石商になる。

父親ニトの跡を継いだ息子ルニョーは、ヴァンドーム広場15番地にメゾンを移転し、現在のショーメの前身となるブランドを築く。

その後、ショーメはヴァンドーム広場12番地に移転し、世界の王室御用達の宝石商としての地位を時代とともに確立していくことになる。

ベルエポックの巨匠でもあったジョゼフ・ショーメがアトリエの責任者(今でいうクリエイティブディレクターに位置する)となったことから、マリ・N・ニトから続いたメゾンは、「ショーメ」という名称に変更し、以後は「ショーメ(CHUMET)」をメゾン名とし、現在のショーメブランドとなる。

やがてショーメはルイ・ヴィトンを傘下に置く「ルイ・ヴィトン・モエヘネシーグループ(LVMHグループ)」に買収され、その子会社となる。

以上のことからLVMHグループのなかにあっても、ジュエリー部門の代表格が「ショーメ」といえる。

そのショーメのなかでも「愛の絆を讃えるコレクション」として1977年に輝くようにして誕生したのが「リアン」コレクションだ。

2011年には多彩にアレンジされたミツバチとミツバチの巣のモチーフであり、皇后ジョゼフィーヌの植物に対する情熱を表現した「ビーマイラブ」が誕生する。

前置きが大変長くなって申し訳なかったが、今から本題に入るとする。

「ショーメのビーマイラブとリアン、どちらが価値がありますか?」との質問だが、女性が20代であればビーマイラブ、30代40代であればエレガントのリアンをおススメする。

ちなみにビーマイラブとリアンともにショーメの定番人気なので、あとは婚約者の美意識と好みによるところも多いと思える。

「GUCCI(グッチ)の財布と腕時計」でも記載したが、ショーメなどのラグジュアリーブランドに関しては、評価が分かれている部分もあることから、ブランドホルダー以外の小売店で購入するあたり、とくに真贋問題も含めてその価格が妥当な価格もしくは適正な価格がどうかが判断に迷うところかと思う。

私たちイケゾエガレ&ロミオはジュエリーブランドを立ち上げる前、ブランド品を取り扱っていた経緯もあり、ブランドの価値及びその商品が適正値段かどうかの知識もあることから、是非ともイケゾエ宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。