
本日の質問は、結婚記念日の贈り物に関する質問と言える。
内容的にはセレブティな内容になるため、一般読者の方には参考になりづらいのかもしれないが質問がメールにて送信されているので、答えていきたく思う。

質問者:ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラは価値がありますか?
今回の質問者は結婚十周年記念、つまり錫婚式(別称:アルミ婚)として、最愛の夫からジュエリーを買ってもらえることになった東京港区六本木の某ヒルズに住んでおられるセレブからの質問だ。

夫からは「予算は気にしないでいいので、来月の結婚記念日に君がほしいジュエリーを買いに行こう」といわれたそうだが、質問者はジュエリー派よりも腕時計派だったため、錫婚式に相応しい腕時計を教えてほしい」とのことで私たちイケゾエガレ&ロミオにジュエリー相談をされてこられたわけだ。

一般的に錫婚式の贈り物の予算としては、およそ5万円から10万円が相場であるが、今回の質問者は「例外な読者」としてご対応させていただきたく思う。
主なジュエリーブランドの歴史は、パリ五大宝飾店(グランサンク)と呼ばれるところから始まるわけだが、さすが超セレブだけあって、「ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」のジュエリーについて質問されてくることはジュエリーの本質が無意識に分かっているだけあって、さすがといわざるえない。

まず読者もご存じだと思うがパリ五大宝飾店(グランサンク)とは、ヴァンドーム広場を拠点とする店の中で、高級宝飾店協会に属するパリを代表する5大宝飾店のことである。
具体的には「メレリオ・ディ・メレー」、「ショーメ」、「モーブッサン」、「ブシュロン」、「ヴァンクリーフ&アーペル」の5社が加盟している。
そのなかで歴史の古さではなく、価格帯でいうならば「ヴァンクリーフ&アーペル」が抜きに出ている。
ヴァンクリーフ&アーペルの歴史は質問の本題ではないことから省略するとして、エルメスがブランドの女王と称されるのであれば、ヴァンクリーフ&アーペルはジュエリー界の女王と称される。

ジュエリー界の女王であるヴァンクリーフ&アーペルの代表作といえば、1968年にヴァン クリーフ&アーペルから誕生した「四つ葉のクローバー」に着想を得たアルハンブラコレクションだ。
これは腕時計でも大変有名なデザインだが、何よりも某ジュエラーを象徴するマークがアルハンブラ(四つ葉のクローバー)である。
簡単に言えばルイヴィトンでいうところのモノグラムラインにあたるといってもよい。

アルハンブラの腕時計は安いシリーズでも100万円以上するドレスウォッチであり、本物のセレブの証拠ともいえるアイテムだ。
アルハンブラシリーズは腕時計、指輪、ピアス、イヤリング、ペンダント、ネックレスあるわけだが、相対的に価格帯は「高級」ラインにあたると個人的には思う。
アルハンブラシリーズに限ったことではないが、ヴァンクリーフ&アーペルの製品が高い理由としてはかのメゾンには独自の技術が脈々と受け継がれており、門外秘伝の伝統技術を用いて、腕の確かな職人達が手作業でジュエリーを制作しているからだ。
宝石職人といっても宝石細工、石留、研磨など細かな分業工程に分かれており、それぞれで厳しい基準を定めた上で時間をかけて制作しているからこそ、販売価格は当然のように高くなる。

これは私たちイケゾエガレ&ロミオも同様であり、すでにお気づきの読者諸君もおられると思うが、ブランド名であるイケゾエガレ&ロミオは「日本のヴァンクリーフ&アーペルと称される高級ジュエラーになる想い」から命名したものだ。
それ以外に「本物を追求するという信念」から、アルハンブラシリーズには「白蝶貝(マザーオブパール)」を使用し、ダイヤモンドの等級にも一切の妥協を許さないため高額になっている。

この姿勢が市場に評価され、ヴァンクリーフ&アーペルのジュエリーは値崩れが起こりにくいことで知られる。
本題に入るが「ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラは価値があるか」のとの質問だが、間違いなくアルハンブラシリーズは価値がある。
ちなみにジュエリーの概念だが、現代社会では腕時計もジュエリーの一部に属するので、アルハンブラの腕時計を購入してもロレックスと同じく「宝飾腕時計」としてのジュエリーの位置付けになるのでとくに問題はない。

腕時計ではないアルハンブラシリーズを購入予定であれば、「限定モデル」「生産限定」のアルハンブラシリーズを購入されることをおススメする。
というのも「限定モデル」「生産限定」のアルハンブラは、リユース市場でも評価及び価値が高く、高額にて取引されているからだ。

ヴィンテージアルハンブラ、マジックアルハンブラ、もしくは最高級とされる「アルハンブラシークレット」なども予算に余裕があるならば一考の価値はあるかと思う。
「エルメスのブレスレットとネックレス」でも記載したが、エルメスなどのラグジュアリーブランドに関しては、評価の分かれている部分もあることから、ブランドホルダー以外の小売店で購入するあたり、真贋問題も含めてその価格が妥当な価格もしくは適正な価格がどうかが判断に迷うところかと思う。
私たちイケゾエガレ&ロミオはジュエリーブランドを立ち上げる前、ブランド品を取り扱っていた経緯もあり、ブランドの価値及びその商品が適正値段かどうかの知識もあることから、是非ともイケゾエ宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。


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