![offical banner](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2023/12/offical-banner.jpg)
![ametrine2](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/ametrine2-1024x1024.jpg)
今回の質問者は、就職祝いに親御さんからアメトリンのペンダントを贈られた女性からの質問だ。
両親から「アメトリンの石言葉は調和だそうだ、これは会社では一番大事なことだよ」とのことから、なぜアメトリンの石言葉が調和なのかと不思議に思ったことから友人を介して私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)に質問してきたわけだ。
![ametrine1](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/ametrine1.jpg)
それでは質問の本題に入りたいと思う。
アメトリンというのはアメシスト(紫水晶)とシトリン(黄水晶)が混ざり合ったクォーツの変種のことだ。
![ametrine crystal](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/ametrine-crystal.jpg)
分かりやすくいえばパープルとイエローが混ざり合っているバイカラークォーツのことでもある。
![Bandera de Bolivia](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/Bandera_de_Bolivia-1024x698.png)
南米ボリビアのサンタクルス県アナイ鉱山にて採掘された経緯から「ボリビアナイト」とも呼ばれるが、タンザニアの宝石である「タンザナイト」と違い、ボリビアナイトよりはアメトリンのほうが広く世間には知られている。
その他、「トリスチン」という名称でも呼ばれるが、宝石業界では「アメトリン」が分かりやすいことからそう呼ばれる。
![ametrine3](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/ametrine3.jpg)
アメシストとシトリンのバイカラーであるアメトリンが自然界にて生成されたのかといえば、その理由は至ってシンプルである。
鉱物学的解釈をすれば、アメシストがマグマなどの天然の「熱」により色彩変化したのがシトリンだからだ。
![02](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/02-1024x653.jpg)
アメシストからシトリンへと色変化する過程において、何らかの自然事情により熱が変化点に到達するまでに止まったのが「アメトリン」である。
要約すればアメトリンは偶然の産物が生み出した宝石であり、当然のように「希少石」に属する。
希少石といえば読者諸君は気を付けなければならない。
![1c7cf7ab913fdf653ebbea6621f8947f](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/1c7cf7ab913fdf653ebbea6621f8947f-1024x1024.jpg)
現代宝石学では「アメシストに放射線を照射する照射処理にてシトリンを生み出すことができる」ことから、人為的にアメトリンを生み出せるからだ。
天然のアメトリンと照射処理のアメトリンは、同じ天然であれども価格はまったく異なる。
ちなみに処理石アメトリン(照射処理のアメトリンを意味する)は、一般市場でも数千円で手に入る。
![yellow](https://ikezoe.jp/wp-content/uploads/2024/03/yellow-1024x683.jpg)
アメトリンの石言葉がなぜ「調和」かといえば、アメシストとシトリンがバランスよく混ざり合っているからだ。
その意味からアメトリンの石言葉は「調和」なのだ。
ちなみにイケゾエガレ&ロミオのジュエリー作品にはアメトリンをふんだんに使用しているジュエリーもあるので、興味がある方は「商品一覧」を覗いて頂ければ幸いである。
以上が今回の質問「アメトリンの石言葉は、なぜ『調和』なんですか?」の私たちの答えである。
アメトリンの石言葉は、なぜ「調和」なんですか?