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ダイヤモンドの4C表記について

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本日は宝石の代表格である「ダイヤモンドの4C表記」について諸君と語ろうと思う。

本日の質問

ダイヤモンドの4Cとは具体的に何ですか?

平たく言えば、ダイヤモンドの4C表記とはダイヤモンドの資産価値基準のことである。

4Cの留意点としてはダイヤモンドの美しさの価値を数字により具現化したものであり、資産価値やダイヤモンドの価格を表記したものではないことだ。

資産価値やダイヤモンドの価格を明記したものとしては、後ほど説明するが「ラパポートダイヤモンドレポート」というダイヤモンドの卸売相場指標があるので、そのレポートを参考にすればよい。

pear shape diamond
参照元:CNN より

さて永遠の愛」という4月の誕生石の石言葉で名高いダイヤモンドではあるが、文字通り「永遠の価値」としてダイヤモンドは動産資産の一角を担ってきた歴史が欧米にはある。

動産としての価値基準及び評価の観点から、ダイヤモンドの4C表記は資産価値を図るうえでは「必要不可欠な評価基準」ともいえよう。

Identification

ちなみに4Cとは、Clarity(クラリティ:等級)、Color(カラー:色味)、 Cut(カット:仕上げ)、Carat(カラット:重さ) というダイヤモンドの価値を決める4つの評価項目から成り立っている。

「頭文字のC」から「4C」と呼称されているダイヤモンドの4つの評価基準であり、現代宝石学ではダイヤモンドの国際的資産価値基準でもある。

一体どこの誰が決めたのかといえば、世界の宝石鑑定機関において最大手である米国宝石学協会(以下、GIAと称する)が定めたダイヤモンドの価値基準である。

magnifying glass

GIAが定めたダイヤモンドの4項目評価基準である「4C」は、現代宝石学おいてはデファクトスタンダード(事実上の標準)といってもよい。

なぜなら全世界のダイヤモンド取引において、この4Cを基準にダイヤモンドの取引価格が決定されるからだ。

そのことからGIAは全世界の宝石業界の責任的立場にあるわけだが、それは裏を返すとGIAは世界的な既得権益者(ステークホルダー)であり、全世界の宝石鑑定学における巨大な利益を手にしているということになる。

他産業ではデファクトスタンダードは競争の鈍化を招くだけでなく、一企業によるベンダーロックインの力学的関係により「市場の独占を推し進め、結果として製品価格を押し上げる」ことから、非常に警戒されている。

例えばGoogleなどの検索サービスがそれにあたるわけだが、GIAのダイヤモンド4Cの場合は「明確な評価=資産価値=一般消費者の利益」であることから、私たち宝石業界としてはベンダーロックインの力学的関係があったとしても、GIAのダイヤモンド4C評価基準を受け入れている。

rough diamond
参照元:THE NEW YORKER より

基本原則としてダイヤモンドは58面体(ラウンドブリリアント)というカットを基準に評価は査定されるのだが、近年はこの4C基準以外に外観のダイヤモンド自体の美しさを価値として評価するという動きも一部にみられる。

diamond shapes

また0.17ct以下の小粒のダイヤモンドは「メレダイヤモンド(略称:メレ)」と呼ばれ、 4C評価対象になるものの、業界としては資産価値として大きく重要視することはなく、宝石をジュエリーに仕立て上げる際の脇石(飾りダイヤ)として取り扱われる。

cartier

基本的にダイヤモンドは、GIAの4Cに基づいて無色透明ほど価値が高いのだが、なかにはカラーダイヤモンドと呼ばれる価値のあるダイヤモンドもある。

有名なカラーダイヤモンドとしてはカナリーダイヤモンドブルーダイヤモンドの存在だ。

2011年にスイスのジュネーヴにて競売大手サザビーズが販売した110.3カラットのイエローダイヤモンド「サンドロップ(太陽の雫)」の落札価額はイエローダイヤモンドとして最高額の8億4000万円の値が付いたほどである。

Yellow Diamond Sundrop
参照元:BCC「Yellow Diamond Sundrop」より

サンドロップは、Clarity(クラリティ/等級)はVVS1、Color(カラー)はヴィヴィッドイエロー、Cut(カット/仕上げ)はファンシーカット、Carat(カラット/重さ)は110.3カラットであるとGIAが認定している。

また2016年にスイスのジュネーヴにて競売大手クリスティーズが競売に賭けた14.62カラットのブルーダイヤモンド「オッペンハイマー・ブルー」は約64億円で売却されている。

これはブルーダイヤモンドの落札価額としては史上最高額である。

rapaport report

ダイヤモンド資産価値は4Cに基づいて試算されるものではあるが、ダイヤモンドも市場に流通する動産資産ゆえに例外なく相場というものが存在する。

これを私たちの宝石業界ではラパポートダイヤモンドレポートと呼称しており、記事の冒頭で説明したダイヤモンド卸売相場表(価額指標)のことである。

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この相場表は先物取引のように大手宝石商の販売価格を基準にして、定期的にラパポート社によって更新されることからダイヤモンド価値基準(資産査定)を行うえでエヴィデンスとして成立している。

現在、ダイヤモンドの価額指標においては様々な試みがあるが、このラパポートレポートを超える価額指標は存在せず、ラパポートレポートはダイヤモンド卸売価額のデファクトスタンダード(事実上の標準)となっている。

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参照元:GIA「4C」より

要約すればダイヤモンドの「4C」とはダイヤモンドの価値基準であり、GIAにより厳格に評価が定められている。

そして4C評価されたダイヤモンドはラパポートダイヤモンドレポートにより、内密性(ぼったくりの原因となる秘密性)が取り除かれ、先物相場のように市場相場が透明化され、売買が可能な投資商品となった。

その結果、イエローダイヤモンド「サンドロップ(太陽の雫)」ブルーダイヤモンド「オッペンハイマー・ブルー」といった高額ダイヤモンドの取引を生み出すまでに至っている。

GIA

資産評価と流通におけるデファクトスタンダードにより、ダイヤモンドの資産価値は厳重に守られているというわけだ。

要約すればダイヤモンドの4C表記とは、ダイヤモンドの資産性を高めるために業界全体で厳守する「ダイヤモンド評価規格」ともいえるだろう。

それでは本日は知り合いの神戸のダイヤモンド商との卸商談があるため、このあたりで失礼する。

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