イエローダイヤモンドのルース

Fancy Yellow Diamond Colour Scale
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本日の質問

天然イエローダイヤモンドの買い方について教えて下さい

今回の質問者は、宝石学校を卒業した新人宝石商(女性)からの質問だ。

天然ダイヤモンドのなかでも天然カラーダイヤモンドほど取り扱うことが難しいダイヤモンドはない。

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ピンクダイヤモンドの記事でも紹介したが、なぜ取り扱いが難しいかといえば採掘量が非常に少ないからだ。

カラーダイヤモンドはダイヤモンドの中でも希少ダイヤモンドに属する。

一番取り扱いが難しいダイヤモンドはピンクダイヤモンドではあるが、その点を考えればイエローダイヤモンドは流通量が多い分、駆け出しの宝石商には取り扱いやすいダイヤモンドともいえる。

ダイヤモンドグレーディングスケール(DからZ)のなかでも「S」カラーからのダイヤモンドは、少なくてもイエローダイヤモンドに属するからだ。

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参照元:CTV News より

ちなみにもSカラー評価のイエローダイヤモンドは、「ライトイエローダイヤモンド」と呼ばれ、カラー評価が低いイエローダイヤモンドでもあることから一般市場に多く流通している。

例えばBtoCサイトのメルカリでは、1カラットのライトイエローダイヤモンドが約35万円で取引成立しており、正直なところ需要は高い。

諸君の中には実際にこのようなイエローダイヤモンドを購入された方もおられるかもしれない。

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イエローダイヤモンドは海外では不動の人気がある。

2010年11月、海外高級オークションハウスのサザビーズやクリスティーズにて、12.16カラットのイエローダイヤモンドが約2.1億円で落札されている。

翌年の2011年12月には、27.42カラットものイエローダイヤモンドが3億円で落札されたことは人気の現れといえる。

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参照元:sotheby’s より

其々のカラーダイヤモンドを1カラット換算すれば、1カラットあたり約550万円以上(1ドル145円で計算)での落札価格となる。

そこで諸君は悪徳宝石商に騙されないために肝に銘じておくことが一点ある。

イエローダイヤモンドが高値で取引されるからといって、「ライトイエローダイヤモンド」を高値で売りつけようとする悪徳宝石商も中には存在するのも否めない事実だ。

しかしながら高額な金額にて取引されるのは、一般市場に出回っているカラー評価が低いライトイエローダイヤモンドではない。

1カラットあたり約550万円以上で取引されるイエローダイヤモンドは「ビビットイエローダイヤモンド」である。

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参照元:sotheby’s より

ピンクダイヤモンドと比べれば、それほど高価なダイヤモンドではないものの、最高級のファンシーインテンス及びビビットカラーのイエローダイヤモンドは一般人には手が出ない代物だ。

一般人ではなく投資家であっても考慮する金額ともいえよう。

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参照元:sotheby’s より

そもそもイエローダイヤモンドが黄色く見えるのは、生成時に炭素以外に「窒素」が含まれているからだ。

イエローの濃度(強弱)はこの窒素量によって決定されるが、カラーレスダイヤモンドはこの窒素が含まれていないために透明となるわけだ。

高額取引されるイエローダイヤモンドは当然のように窒素量の高いビビットイエローダイヤモンドであり、窒素量の低いライトイエローダイヤモンドではない。

イエローダイヤモンドの場合、色の評価(カラーグレード)によって取引価格が大きく変わるという事だ。

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参照元:sotheby’s より

諸君はこの点に気を付けなければならない。

何よりもこの記事を読んでいる読者諸君は、稀有な幸運の持ち主であるかと思う。

私たちイケゾエガレ&ロミオは「ラボグロウンダイヤモンド」の卸メーカーであり、ステークホルダーでもあるからだ。

私たちのジュエリー作品にはイエローダイヤモンド(イエローラボグロウンダイヤモンド)をふんだんに使用しているジュエリーもあるので、興味がある方はメールを頂ければ幸いだ。

これが今回の質問「イエローダイヤモンドの買い方について教えて下さい」の私たちの答えである。

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ジュエリーブランド「IKEZOE GALLET&ROMEO(イケゾエガレ&ロミオ)」成立に至るまでのブランドストーリー。二人の王の名を冠する宝飾家が歩んできた歴史を紹介。
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