クレサンベールのルース

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本日の質問

クレサンベールのルースですが、資産価値はありますか?

今回の質問者は、前回「クレサンベールのパパラチアサファイア」を質問された宝石店経営のバイヤー兼オーナー(女性)からの重ねての質問だ。

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参照元:Geology Science より

京セラのクレサンベールがなぜ高いのか、それらを前述にて記載していることから、本記事ではその部分に関する内容は割愛させてもらう。

今回はクレサンベールの「資産価値」について論じたいと思う。

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それでは本題に入る。

クレサンベールのルース、これは再結晶「合成石」の資産価値ともいえる。

主にパパラチアサファイア、ロイヤルブルーサファイア、アレキサンドライト、ピジョンブラッドルビーといった合成石があげられる。

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これらのクレサンベールのルースは京セラジュエリーのWeb直営店でも平均20万円から40万円前後するわけだが、ジュエリーに使用されている地金の価値や広告宣伝費等を割り引いて計算しても、ルース単体価格としては10万円から20万円という価値が単純計算で導き出される。

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そこで質問者はクレサンベールのルースに対して、10万円から20万円の資産価値が本当にあるのかと顧問宝石商である私たちイケゾエガレ&ロミオ(以下、イケゾと称する)に質問されてきたわけだ。

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参照元:京セラクレサンベール銀座店 より

この質問の答えは明々白々である。

地金の価値ではなく、クレサンベールのルースの価値を合わせて平均20万円から40万円前後で販売されており、中古市場(セカンダリーマーケット)でも約半値で販売されているのであれば、それはクレサンベールのルースに資産価値、とりわけクレサンベールブランドの資産価値といえよう。

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そういえば過去にセカンダリーマーケットからクレサンベールジュエリーを買い付け、クレサンベールのルースを他社製造の合成石に入れ替えて販売する不届き者がいたが、クレサンベールは他の合成石とは違い、生成工程が「再結晶」を伴う工程のため、鑑別機関に持ち込めばすぐに生成歴がわかる。

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仮に中古のクレサンベールジュエリーに対して、他社の合成石(例えばルビー等)を取り換えて、セカンダリーマーケットにその旨を記載して再販してみればよい。

買値と同じ価格で取引されたらそれでよいが、おそらくは二束三文にて取引されることだろう。

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これがクレサンベールのルースの資産価値であり、京セラのクレサンベールのブランド価値である。

宝石業界全体でいえば、クレサンベールは「合成石ブランド」としての認識がある。

合成石の登録商標であって、学術的な名称でもなければ単語でもない。

クレサンベールのルースを専門用語に置き換えれば「ラボグロウン」という名称で統一できる。

ラボグロウンサファイア、ラボグロウンルビー、ラボグロウンアレキサンドライトといった名称ではあるが、その中で一番価値がある合成石といえば「ラボグロウンダイヤモンド」である。

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読者諸君が合成石であるクレサンベールのブランド価値に資産価値を見出すことができないのであれば、ラボグロウンダイヤモンドの価値は確かなものであることから私たちイケゾはラボグロウンダイヤモンドの購入を勧めている。

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ちなみにイケゾエガレ&ロミオのジュエリー作品は、一般消費者が気軽に購入できる合成ダイヤモンドであるラボグロウンダイヤモンドのジュエリーも取り扱っているので、興味がある方はメールを頂ければ幸いだ。

以上が今回の質問「クレサンベールのルースですが、資産価値はありますか?」の私たちの答えである。

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ジュエリーブランド「IKEZOE GALLET&ROMEO(イケゾエガレ&ロミオ)」成立に至るまでのブランドストーリー。二人の王の名を冠する宝飾家が歩んできた歴史を紹介。
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