本日は個人事業主で経営されているアンティークジュエリー専門店に対しての素朴な疑問といえる。
確かに高額品でもあるアンティークジュエリーの購入をご検討されている読者にとっては、法人経営ではない専門店からの購入は、いささか不安な感情を抱くこともやぶさかではないと思う。
今回の質問者は「アンティークジュエリーのヘリテイジ」でジュエリーを購入される前に私たちイケゾエガレ&ロミオに相談されてきた、私たちと付き合いのある関西在住の資産家からの質問だ。
「マリコ銀座」「ソレイユ」「アンティーク岩崎」「リガード」「ヴィオレッタ」の記事を熟読したうえで、「アンティークジュエリーのヘリテイジ」に気になるアンティークジュエリーがあるので購入したいから相談に乗ってほしいということだ。
確かに日本にはたくさんの美術商、とりわけ古物宝石商は存在するが日本で最初のアンティークジュエリー専門で仲介人である片桐元一氏が運営するのが「HERITAGE(ヘリテイジ)」だ。
ちなみに店舗の由来の「HERITAGE(ヘリテイジ)」とは英語で「遺産」を意味する英単語である。
まずは「アンティークジュエリーのリガード」の記事を一読したうえで本記事「西洋ジュエリーのヘリテイジ」を読んでもらいたい。
アンティークジュエリーの専門店ヘリテイジは個人事業主ではあるが、古宝石商としては珍しくWebサイトで情報をオープンにしている。事業所は東京都新宿区にあるお洒落な建物のなかにアトリエ兼ショップを構えている。
アトリエの所在地から建物外観写真、内装写真、ペットまで公開していることからWebサイトはfacebook感覚といえる。
前置きが大変長くなったが、今回はそのうえでアンティークジュエリーのヘリテイジは信用できるかどうかを検証していこうと思う。
1970年代、日本で一番最初にアンティークジュエリー専門店を開いた片桐元一氏。
赤坂に店を開くことにより、赤坂に集う様々な人達から注目を集め、日本で初めてアンティークジュエリーの店として雑誌にも大々的に取り上げられた実績をもつほどだ。
その後は紆余曲折を経て、アンティークショップの顧客であった石田和歌子氏が自己資金を投資、片桐元一氏を顧問に迎え「アンティークジュエリーのヘリテイジ」を立ち上げる。
そんなヘリテイジは日本最古かつ最長のアンティークジュエリーの取り扱い経験を誇る、高級アンティークジュエリー専門店だ。
商品の購入方法は顧客との信用を大事にしているだけであって、Webサイトでは購入できないようになっている。
予約をしてアトリエまで来店して現物を見てから購入するか、遠方の場合はわざわざ送ってくれる(※留意点として商品到着後、3日以内に購入するかどうかの返事が必要)。
販売価格は20万円から1000万円前後と幅広く、ある意味においてヘリテイジはコレクター専門のアンティークジュエラーであり、だからこそネットでは購入できないようになっているのも頷ける。
サイトには「Webミュージアム」も併設しているらしいが、簡単にいえば過去の商品の販売実績もふくめての商品ギャラリーともいえる。
Directorには石田和歌子氏が就任しているが、高齢である片桐元一氏の実質的な後継者だ。
商品の買い付け先は片桐元一氏が長年築いてきた人脈を石田和歌子氏が受け継ぎ、英国の首都ロンドンのアンティーク市場が主体といえる。
さてサイト内にあるアンティークジュエリーに関する「知識集」「用語集」カテゴリーは非常に勉強になるので、アンティークジュエリーの取り扱いに興味がある方や読者諸君には一読の価値はあるかと思う。
商品購入にあたり、販売価格がきちんと提示され、購入判断を仰ぐ(双方合意の上での販売を重視している)ということから一般消費者及びアンティークジュエリーの初心者としては安心ではないかと思う。
商品や品物を売って終わりではなく、双方の合意によりジュエリー文化の橋渡しをするアンティークジュエリーの仲買人、それがHERITAGE(ヘリテイジ)の本質だ。
以上のことからアンティークジュエリーのヘリテイジは信用できるショップかどうかといえば、
顧客との絆を最重視する経営視点からいえば、間違いなく「アンティークジュエリーのヘリテイジ」は信用出来るショップと思う。
アンティークジュエリーの「マリコ銀座」「ソレイユ」「アンティーク岩崎」「リガード」「ヴィオレッタ」と紹介してきたが、アンティークジュエリーに関しては現代宝石学及び宝石商とは違った角度での知識「宝石史」がどうしても必要になる。
読者諸君がアンティークジュエリーを購入するにあたり、心地よく取引が成立するために、また後悔しないためにも私たちイケゾエガレ&ロミオにご相談頂ければ適正価格をお伝えするので、是非とも王の名を冠する宝飾家のメルマガ登録(無料)されることをおススメする。
アンティークジュエリーのヘリテイジは信用できますか?