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ブランド専門店のダイヤモンド品質

今回は婚約指輪の購入先、つまり信用できる宝石店についての質問だ。

本日の質問

婚約指輪を探しております。銀座でしたらどこのお店がおススメですか?

参照元:Precious.jp「FASHION」 より

質問者が男性なのか女性なのかは存じ上げないが、婚約指輪の予算は30万円から40万円とのことだ。

今回の質問者の「おススメできる宝石店」という真意は、ダイヤモンド等級における問題であり、要約すればダイヤモンド鑑定における品質保証ができる宝石販売店を探していると私たちは理解する。

率直に述べるのであれば、ショーメ、ブシュロン、カルティエ、ブルガリなどの有名ジュエリーブランドにて結婚指輪を購入することで質問者の問題は一気に解決するものの、予算超えする可能性がある。

そこで現実的な選択肢の一つとして、一般的な宝石店での購入を前提にて質問の答えとする。

参照元:Only Natural Diamonds「RARE」より

まずダイヤモンドの鑑定における品質と保証を求めるのであれば、宝石店にその保証を求めるのではなく、宝石鑑定機関に求めたほうが無難といえる。

そこで今回は宝石業界における鑑定機関を読者諸君に紹介しよう。

参照元:gia.edu より

日本国内における代表的なダイヤモンド鑑定機関といえば、世界最高位の鑑別機関ともいえる米国宝石学協会(略称:GIA)の東京支店と中央宝石研究所(略称:CGL)である。

ちなみに中央宝石研究所は日本国内最大手の鑑定機関でもある。

日本の鑑定機関を属する団体である宝石鑑別団体協議会(略称:AGL)という組織があるが、この組織は日本国内の鑑別内容の表記等を統一する役割があり、AGLに属している宝石鑑定機関は一定の基準のもとに宝石鑑別を行い、同一表記を行うことから一定の安心がある。

もちろん中央宝石研究所はAGL会員なので、読書諸君は安心してもらいたい。

参照元:gia.edu より

今回のような質問をよくメールで相談されるのだが、私たちイケゾエガレ&ロミオとしては、質問者の不安を払しょくするため一流ブランドメーカー以外で婚約指輪を購入する場合、GIA TOKYOもしくはCGLでのダイヤモンド鑑定書を付属する宝石店で婚約指輪を購入することをお勧めしている

そこでGIAという団体が宝飾業界でどのような立ち位置にあるのかをまず説明しよう。

参照元:gia.edu より

GIAとはGemological Institute of America(語訳:米国宝石学協会)の略称だ。

アメリカ合衆国のカリフォルニア州サンディエゴに本校を構える宝石の鑑定機能を有する宝石学教育機関である。

設立は1931年である。GIAはダイヤモンド取引における「品質保証4C基準」を業界に提案し、ダイヤモンドの鑑定書を世界的に普及させた宝石学の世界的権威といえる。

この4C基準の鑑定書は一般的にダイヤモンド鑑定書という名称として知られる。

またGIAはカリフォルニア州から助成金を受けて運営されており、世界中に直営校を有する独立非営利活動組織である。

参考程度に下記に日本のGIAをご紹介しておこう。

次に中央宝石研究所を読者諸君に説明する。

中央宝石研究所(CGL:セントラルジェムリサーチ)は、1970年代に設立され、GIAの宝石鑑別基準と同一の鑑定結果を導かれることを鑑定の際の原則としている機関である。

中央宝石研究所は一般社団法人宝石鑑別団体協議会(AGL会員)に属し、日本の宝石基準に大きく寄与している宝石鑑別機関だ。

参照元:中央宝石研究所「お知らせ」より

ちなみにAGLは、宝石の品質や名称において日本国内の鑑別の規格統一を定めるために組織づけられた専門団体(鑑別組合)であり、有力な宝石鑑別機関たちによって構成されている。

中央宝石研究所はAGLを代表するメンバーともいえる。

国内最大手の鑑別組織である中央宝石研究所は、世界7都市の宝石研究機関で構成された独立組織「ラボ・マニュアル調整委員会(略称:LMHC)」に世界都市の一つである東京を代表して加入しており、日本における宝石の最新情報を提供する役割を担っている。

LMHCは鑑別書用語のハーモナイゼーション、すなわち国家や文化による鑑別用語の解釈の違いを解決するため、専門家同士での調整や協調を目的として設立された世界的宝石ラボの調整団体だ。

鑑別書用語の世界統一機構ともいっても語弊はない。

参照元:LMHC「公式HP」より

下記に中央宝石研究所の東京支店を下記に明記する。

質問における結論としては婚約指輪を購入する際、GIAもしくはCGL(或いはAGL会員鑑別機関)のダイヤモンド宝石鑑定書が付属できない宝石店からは購入しない方が無難といえる。

参照元:CNN より

というのも付属できない理由は、販売価額がダイヤモンドの等級とそぐわない可能性があるためである。

本日は1.00ctのダイヤモンドを使用したの婚約指輪のデザイン業務のため、このあたりで失礼する。