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ピンクダイヤモンドの価値

本日の質問

ピンクダイヤモンドの本当の価値を知りたいのですが?

今回の質問者は、ピンクダイヤモンドのルースを購入を真剣に考えている30代男性からの質問だ。

ピンクダイヤモンドの価値について語る前に「アーガイル産のピンクダイヤモンド」を読まれたほうがピンクダイヤモンドの価値について、より読者諸君の理解が深まると思うので是非とも一読願いたい。

さてここからは宝石商としての立場と知識を通して、ピンクダイヤモンドの本当の価値を読者諸君に伝えていこうと思う。

まずピンクダイヤモンドの価値というものは「希少性」という言葉に尽きる。

その希少性というのはアーガイル鉱山の閉山、ピンクダイヤモンド流通量(全体流通量の0.01%未満)、宝石特有の唯一無二、この3点から成立する希少価値だ。

分かりやすくいえば「プレミアム価格」というものである。

要約すれば「ピンクダイヤモンドは資産性のプレミアムがある」というのが、本質問の答えだ。

一般的にプレミアムルース、別名を「プラチナルース」と呼ばれる宝石に属するのがピンクダイヤモンドである。

その他の「プレミアムルース」に属する宝石は、ダイヤモンド類でいえばレッドダイヤモンド、ブルーダイヤモンド、グリーンダイヤモンド、イエローダイヤモンドといったカラーダイヤモンドだ。

ダイヤモンド以外のプレミアムルースの代表的な宝石としてはピジョンブラッドルビー、カシミールサファイア、ロイヤルブルーサファイアといった「非加熱」のコランダムといっても差し支えない。

最近では大粒のタンザナイト(非加熱)、パライバトルマリン、アレキサンドライトといった宝石も大変人気のある宝石だ。

この宝石のプレミアム性に目を付けたのが、高級オークションハウスの宝石商や名立たる投資ファンドたちだ。

宝飾品を絵画投資と同様に宝石投資(ジュエリー投資)として世に広め、値崩れしない動産資産としての宝石の価値を高めた人たちともいえる。

そのことから「プレミアム」という考え方は、すべての宝石に通じる。

質問者の「ピンクダイヤモンドの本当の価値を知りたい」ということは、おそらく資産性のプレミアムのことを言っているのではなく、今購入すればピンクダイヤモンドは将来的に価値があるかどうか、購入金額にプレミア金利がつくかどうかのことを訊いているのだとすれば、経験則からいえば「Yes」だといえる。

ピンクダイヤモンドは、経済の状況次第で値上がりもすれば値下がりもする。その理由は金の投資と同じだからだ。

金は有事の際の「安定資産」といわれて久しいが、購入時期はいつかと問われたならば、私たちはいつも「今です」と答える。半年前でも半年後でもなく「今」なのだ。

金の購入時期は、世の中が不安定に陥っているときに購入するのではなく、お金の余裕があるときに買うものである。

その理由は「人類の未来はだれも予測できない」からだ。これからさらに人類の未来が悪化するかもしれないし、良い方向に収束するかもしれない。

それを見込んで購入するのではなく、資産に余裕があるときに「金」は購入するものであって、将来世の中が不安定になれば当然のように金は値上がりし、収束すれば購入時と比べて金は値下がりするかもしれない。

そもそも金投資というものは「人間の不安」と「欲」を基軸に成立しているからだ。

金が爆上げしているから「今買えば値上がりするから購入する」とか、先物取引で購入するというのは投機であって、その思考はもはや「ギャンブル」といえる。

ピンクダイヤモンドもまったく同じであり、投機的に購入するものではない。

値上がりを見込んで購入するのであれば、私たちイケゾエガレ&ロミオはピンクダイヤモンドの購入をお勧めしない。

ただ単に資産の一部として購入するのであれば、それは選択肢の一つといえよう。それらはきっと有事の際、読者諸君の人生の備えとして役立つことに違いない。

そして将来、読者諸君のピンクダイヤモンドが値上がりすれば、それはそれで嬉しいかぎりである。

あくまでもピンクダイヤモンドを「投機」として購入しないということが、ピンクダイヤモンドを購入するうえで必要な知識だということを理解してほしい。

簡単に言えば「ピンクダイヤモンドの価値」とは、購入目的によって変わるという事だ。

これが今回の質問「ピンクダイヤモンドの本当の価値を知りたいのですが?」の私たちの答えである。