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ダイヤモンドとCZダイヤモンド

本日の質問

ダイヤモンドとCZダイヤモンド(キュービックジルコニア)の違いを教えてください

今回の質問者は、20代の宝石専門学校生(男性)からの質問だ。

若い諸君にとって最初に疑問を抱くのが「キュービックジルコニア(通称:CZダイヤモンド)とダイヤモンドの違い」だと思う。それでは早速だが本題に入りたいと思う。

キュービックジルコニアとダイヤモンドの対比の模造(人工)、合成、天然に関しては「キュービックジルコニア」にて説明しているので、本記事では模造(人工)、合成、天然に関する内容は割愛させてもらう。

時間がある読者は前知識にもなるので一読をお願いしたい。

まずダイヤモンドは「炭素」にて構成しており、キュービックジルコニアは二酸化ジルコニウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化イットリウム等を化合及び合成し、人為的に構成された結晶体であるということだ。

要約すれば自然界に存在しない人工宝石であり、人類の英知の結晶体ということだ。

ダイヤモンドに似せて造られていることから「模造ダイヤモンド」として、ダイヤモンドの代替品として世界中に流通している。

ちなみに「ジルコン」と「キュービックジルコニア」は、まったく別の宝石なので混合しないように。

模造ダイヤモンドであることから、「輝き」に関して素人では判断がつきにくいのも難点なところだが流通価格はまったく違うので取り扱いに注意してほしい。

具体的には、最高級のダイヤモンド1カラットは70万円前後の取引価格が業界内で合意形成されているが、キュービックジルコニア1カラットは100円前後だ。

「ダイヤモンドと思って購入したらキュービックジルコニアだった」という悲劇(大損)にならないためにも購入時にはWebであれ、店頭購入品であれ、業者間取引であれば「ダイヤモンドテスター」にて検査すれば容易に判断できるので安心してもらいたい。

むしろ諸君が今後独り立ちするにしても、ダイヤモンド取引の場合は「ダイヤモンドテスター」にて検査後に取引することを忘れないでもらいたい。

参照元:中央宝石研究所 ソーティングメモ(SAMPLE)より

或いはダイヤモンド取引の場合、必ず簡易鑑別メモ(ソーティング)があるダイヤモンドを購入し、さらにダイヤモンドテスターにて購入後検査をすればダイヤモンド取引において詐欺に遭うことも、大損することもないだろう。

ただし「すり替えによるグレーディング詐欺」にて大損することもあるので、これはこれで別の対処方法がある。

今回は「ダイヤモンドとCZダイヤモンドの違い」に対しての回答のため、ここでの回答は控えることにする。

宝石業界は虎と狼だらけだからだ。彼らは丸腰の「羊」である諸君を美味そうな獲物として、いつも虎視眈々と狙っていることを忘れないように。

欺瞞が充満している宝石業界に身を置くならば、自己防衛と宝石の師匠の存在は必須だと私たちイケゾエガレ&ロミオは思う。

最後に君たちの今後の知識の一助になればと思い、ダイヤモンドの取引価格表を記載するので参考にしてほしい。

【ダイヤモンド取引価格(天然を100%価格とした場合)】

ダイヤモンド等級:1カラット(D、IF、EX)

天然ダイヤモンド 70万円
合成ダイヤモンド 25万円-35万円
合成モアサナイト 5,000円-7,000円
CZダイヤモンド 100円-150円

天然ダイヤモンドの取引価格に対して「CZダイヤモンド(キュービックジルコニア)は非常に安価である。

とくに外国人との取引の場合、日本人は騙されやすい。つまり簡単にカモられることが多いのでダイヤモンドテスター検査などの自己防衛は決して怠らないように。

これが今回の質問「キュービックジルコニア(CZダイヤモンド)とダイヤモンドの違いを教えてください」の私たちの答えである。