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宝石鑑定士になるには?

本日はジュエリーの買取査定やダイヤモンドの鑑別及び鑑定に必須資格ともいえる宝石鑑定の専門家(宝石鑑定士)について語りたい。

質問者:私は宝石商ではなく宝石鑑定士になりたいです。宝石鑑定士になる方法を教えてください。

早速質問に答えていきたく思う。ジュエリー業界・宝石業界における専門職についての質問は、ジュエリーと違い意外と多く寄せられる質問でもある。研究好きや宝石のコレクターとか宝石においての素地がある読者は一読しても必ずしも損はないと思うので、最後までお付き合いいただければ幸いである。

まず宝石鑑定士の資格を取得すれば、「宝石鑑定士になれる」というのは、あまりにも楽観主義ともいうべきか少しばかり短絡的ともいえる。苦労して資格を取得しようとも就職先が確保できなければ、宝石鑑定士としての収益を得ることができず、すべてが水の泡に帰すからだ。

例えば自動車の免許と同じで普通自動車一種免許を保持していても、「その資格を欲している人材を募集している会社に就職しなければ資格を活かすことができない」ということだ。つまり「宝の持ちくされ」になりかねないということである。

具体的には一流大学の法学部を出て、法律の専門家としての知識を有し、弁護士や司法書士の資格を取得しながら、その学歴と優良資格を活かすことなく、三流商社に就職するようなものだ。いわゆる選択のミス(チョイスのミスともいうが)により、資格を活かしきれていないということだ。

要するに「宝石鑑定士の資格を有している」ということは、いわゆる「宝石学士」という学位持ちとなるのであって、専門知識があるというだけに過ぎないのだ。

読者の中には宝石鑑定士の職業を勘違いされている方もおられるで一言お伝えしておきたい。

どのように勘違いしているかといえば、「宝石鑑定士は士業のため、いわゆる弁護士、司法書士、社労士、税理士のような公的な責任と義務及び罰則を有する資格なのか?」という点である。

宝石鑑定士の資格保持者を専門用語で「ジェモロジスト(宝石学者)」と敬意を込めてこう呼ぶのだが、日本においては士業といえども宝石鑑定士は民間資格である。国家資格のような公的な縛りのある資格ではない。よって就職先は、資格を取得するために在籍している教育機関等々からの就職情報が決め手となる。

一方で海外の宝石鑑定士(ジェモロジスト)は、一概には言えないが「准国家資格」ともいえる公的資格だ。宝石鑑定士になりたい諸君は、業界の採用情報をしっかりと把握したうえで、鑑定士としての教育を受けるべきだと思う。

イケゾエガレ&ロミオが小耳にはさんだ話であるが、これは『事実』なのでご紹介したい。

ジュエリー業界のある私立教育機関に通っていたある学生は、その教育機関経由で海外の権威のある宝石鑑定資格を取得した。資格取得と同時に大卒相当の学歴も手に入れたわけだが、しかしその教育機関は文字通り資格を取得させるまでが役目であったため、その後の就職先のサポートまでは関与しなかった。

結果、その学生は高額な学費を教育ローンで支払うだけとなり、現在は飲食業のスタッフとしてなんとか生活費を得ている。彼は最終的には教育ローンを払えずに自己破産をしたそうだ。これはとても辛い現実ではあるが事実なので、是非とも諸君には心留めてもらいたい。

上記のような内容に当てはまるケースとしては芸術大学を卒業した学生たちだ。

芸術大学は、芸術的な専門知識を学び得ることができるが、どうやって自身の芸術作品を販売して生活の糧にするのかというマネジメントや販売戦略を教えることは一切しない。当然、芸術大学を卒業した学生が、そのあとの進路というのは想像に難くない。

ちなみにイケゾエガレ&ロミオには音楽関係の友人が二人いる。

関西の音楽大学を首席で卒業した友人のテノール歌手は、数年のドイツ留学後、「テノール歌手の優良株」として、将来を約束されている。その後の彼の活躍は目覚ましいものがある。もう一人の友人は関西の音楽大学を普通に卒業後、大阪のあるコールセンターで時給換算の派遣社員として働いており、将来は音楽の先生になりたいと夢見ている30代後半。

上記内容と宝石鑑定士となる方法も基本構造が同じといえる。

諸君が宝石鑑定士になるためには、正確には報酬を手に入れることができる宝石鑑定士、もしくは稼げる宝石鑑定士になるためには、まず宝石鑑定士としての安定した就職先があるかどうか、またその採用情報を教育機関に依存することなく事前に有しておく必要がある。

教育機関が就職先を斡旋してくれるだろう」という思い込みは『妄想』であるので気を付けるように。

就職先の情報としては具体的には各鑑別機関で人材募集及び採用情報があるかどうかを自身で確認しておくことだ。これが一番信用における方法と思える。確認方法としては直接、鑑別機関の採用部門に連絡をするのも良いし、メールで問い合わせるのも良い。事前に宝石鑑定士の資格が文字どおり宝の持ちくされにならないように気を付ける必要がある。

さて具体的な宝石鑑定士になる方法だが手順はじつに簡単だ。

まず自分で教育機関に依存せず、あらかじめ採用情報を確認する。次に宝石鑑定資格を取得できる教育機関(専門学校か芸術大学)に合格して通学することだ。

卒業前に、入学前に事前に自身で調べた就職先か、専門学校であれば就職活動のサポートあるのでそれを利用し就職ということになる。

宝石鑑別取得にはGIAという世界的な宝石鑑別機関が実施しているアメリカの教育機関がある。宝石鑑別資格者といえば業界ではGIAの資格を有している資格者のことを指すほど世界的権威のある資格である。

現在、GIAの教育機関は日本には存在しないため、GIAの資格を有する方法としては、留学をするかもしくはGIAのホームページにアクセスし、入学後に英語でのオンライン教育が主流となっている。

GIAの入学資格は18歳以上で高等学校卒業資格、もしくは同等の資格があれは実は誰でも入学できる。もちろん受講料の前払いは必須条件といえる。もちろん入学時には身分証明書の提示も必要だ。

オンラインで学ぶときは、カールスバッド(カルフォニア) ニューヨーク、ロンドン、台湾の台北やタイのバンコク、香港、インドのムンバイのキャンバスを選択できる。

気になる学費(総額)は学ぶコースによるのだが受講料と教科書代、その他必要経費を支払えば1万ドルを超える。オンライン教育(GIAではeラーニングと呼称)の学費としては安いか高いかは、読者次第だ。

ちなみに授業内容はすべて英語である。もちろん教科書も英語である。英語が苦手の方は携帯電話で通訳と翻訳のアプリを使用すれば、ある一定のサポートになるかもしれない。

オンライン教育で学びえた後、実技試験がある。この試験を受けるためにタイのバンコクか香港にある最寄りのGIAの教育機関に赴く必要がある。その際の渡航費(滞在費)も予め換算しておく必要がある。

宝石鑑別資格の取得後の進路は、日本ではどこかの宝飾メーカーか、株式会社法人としての宝石鑑定機関の正社員になるということを忘れてはならない。いわゆるOLもしくはサラリーマンになるということだ。鑑定は士業であっても、税理士法人や弁護士法人とは違い、公的な資格でなく完全な民間業務となる。

年収においては、採用一年目は手取りで15万前後だと思う。士業といえども鑑定士の初任給は薄給といえる。

業務内容は専門の顕微鏡で宝石の成分を調べるだけが仕事ではない。依頼者との対面でのコミュニケーションもしくは電話口での鑑定案件の受領確認等々の連絡業務もある。

宝石鑑定士の仕事は、研究室で宝石との対話をしていればお金が貰えるという甘い世界ではない。宝石鑑定士の仕事は鑑定能力以外に「ある一定の社会的なコミュニケーションが必須能力である」といっても過言ではないと思う。

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